ピアノが苦手で・・・という保育士さんのための<現場で使える>ピアノレッスン
毎日子供達のために頑張っている保育士さんの中に、ひそかにピアノに悩みをかかえている方が、意外に多い事に気づきました。
そこで、名古屋市とその近郊で働く保育士・幼稚園教諭の方にお願いして、アンケートを実施しました。
質問は
*ピアノに関する悩み・困っていること
*勤務先の保育園・幼稚園で子供達に人気のある曲、よく歌う曲
*どんな楽譜を使っているか
等です。
回答をまとめてみると
保育士になりたいと決めてから(高校生くらいになってから)あるいは、保育科に入学してからピアノを習い始めた方に、苦手意識を持つ方が多いようです。学生時代は、ピアノの授業も試験もあるので、必死に練習をしていたのに、就職するとなかなかそれ以上のレベルアップはできなくなってしまうのが現状のようです。
「本当は、子供たちの前でもっと自信を持って弾きたい」
「生活発表会や音楽会等の行事で、人前でピアノを弾かなければならないことが、苦痛」
「楽譜はたくさん出版されているけど、どれが自分に合うのかわからない」
「新しい曲がどんどん出てきて追いつかない」
等など、お悩みは様々です。
そこで、当教室では、
*徹底して、使いやすい楽譜を選ぶ。
「やさしく弾ける」「簡単伴奏」とうたってある楽譜でも、よく見ていくと
必ずしも弾きやすいとは言えない曲もあります。
たくさんの楽譜を比較して、こどもの音域に問題がない範囲で、♯や♭が少ない調に
移調してあり、左手の伴奏がシンプルな楽譜を1曲ずつ吟味して使っています。
これだけでかなり負担が軽くなります。子供たちに歌いやすく、保育士に弾きやすい
楽譜を常に数百曲用意しています。
*指使いにこだわる。
指使いが書いてある楽譜もありますが、弾く方に合わせて変えることもあります。
書いてある通りでなくてもかまわないのです。
一箇所変えただけで劇的に弾きやすくなることもあります。大切なのは「自分
に合った指使いで弾く」ことです。
*コードによる伴奏方を取り入れる。
右手のメロディーは弾けても、左手の伴奏がうまくいかない方には、和音コ
ードを使った、簡単でもきちんときこえる伴奏をおすすめします。
幼児さんの曲は、コードもそれほど複雑ではないので、まずハ長調の曲で
練習していきます。「コードが身についたおかげで伴奏がとても楽になった」
「楽譜どおりの伴奏が難しければ、自分でコード伴奏に変えれば弾けるという自
信がついた」という声を多くの保育士さんからいただいています。
*年間計画を立てて取り組む
勤務先の園の一年間の行事予定表などを参考に、毎月の歌、行事の歌などを
前もって練習していきます。
特に、毎年使う定番曲などをきちんと弾けるようにしておいて、次の年からは
新しい曲を加えてレパートリーを増やしていきます。
大きな行事などで弾かなければならないような場合は、特に早く準備を始めます。
このような取り組みで、保育士さんをバックアップ。
ピアノに悩みをお持ちの方、もっとレベルアップしたい方、仕事が終わってからでも通えるように、夜9時まで開講しています。